光触媒について

キッチンやリビングの壁紙などに。住宅やビルの外装などに。

光触媒って?

光触媒という言葉を耳にしますが、あれは二酸化チタンコーティングのことで、すでに気が付かないところで多く活用されています。例えば、ビルの外壁、タイル、エアコンのフィルターなどに使われています。二酸化チタンが紫外線と反応し、汚れを分解して雨水で流れ落とせたり、タバコやアンモニアなどいやな臭いもします。いわゆるセルフクリーニングです。

その他にも殺菌効果やシックハウス症候群の原因にもなっているホルムアルデヒドをも軽減します。人体にも一切害がないコーティング材なので、キッチンやリビングの壁紙、住宅やビルの外装、食品工場や医療器具などに使われています。


外壁に付着した汚れの分解のメカニズム
外壁に付着した汚れの分解のメカニズム
当社の光触媒クリアコート表面の二酸化チタンが紫外線により(O2-)(-OH)という活性酸素を発生させ、壁の表面に付着した有機物の汚れやカビ、藻、細菌、自動車の排気ガス(NoX)等を分解いたします。
光触媒の防汚メカニズム
光触媒の防汚メカニズム
晴れ・曇天に太陽の光を吸収して親水性の働きが生まれ、雨によりセルフクリーニング効果を発揮します。

光触媒についてのQ&A

雨が当たらないと防汚効果はでないの?
基本的には親水性効果を発揮する事は出来ませんが、紫外線が良く当たる所では分解効果が期待できますが、雨水が当たらないのでセルフクリーニングは望めません。
外壁で既に年数が経ち、汚れているものに塗布すると光触媒できれいになりますか?
以前の汚れに関しては、ほとんど効果がありませんので、塗り替えと同時に光触媒施工をする事をお勧めします。
ニューコートAP二酸化チタンはどんなものに使われていますか?
様々なものに応用できますが、その中の一つに塗料(セミクリア)として開発され、内装用では室内のシックハウス対策、防菌、防カビ、防汚に効果を発揮しています。外装用では、外壁を汚れにくくする防汚対策として活用されています。
紫外線がほとんどないような部屋では効果が出来ないのですか?
ニューコートAPなら、ほとんどUVカットされた部屋の中でも効果がでます。
二酸化チタンやアパタイトは安全なの?
二酸化チタンは食品添加物の白色原料として頭痛薬などにも使用され、アパタイトも歯磨き粉に混ぜて使われているように安全なものです。
塗布してすぐに効果がでるのですか?
外壁塗装の防汚効果はすぐ出ます。内壁塗装の場合、ホルムアルデヒド等有機物が分解されて室内の環境基準値が下がり始めるまでには1~2日程度かかります。
シックハウス症候群の元になるものを分解してくれるそうですが、分解した後何に変化するのですか?
シックハウスの元はホルムアルデヒドやトルエン、アンモニアに代表されるように炭素化合物がほとんどです。それらが分解され、空気中の酸素と反応し、水と二酸化炭素といった安全なものになります。
光触媒は半永久に効果があると聞いたのですが本当ですか?
二酸化チタンという触媒が光のエネルギーにより活性酸素(OHラジカル)を発生させますが、二酸化チタンそのものは変化することはありませんので、光がある以上いつまでも光触媒効果を持続することが出来るのです。
超親水性という言葉を聞いた事がありますが、どんな意味ですか?
親水性とは水が馴染みやすいという事で、とても(超)馴染みやすい性質という事です。光触媒にはこの親水性があるために水滴と物質表面の角度(接触角)が小さくなるために、丸い水滴ではなく、一様に広がった状態になります。
ワックスをかけた状態の撥水性の方が汚れが付きにくいように思うのですが、なぜ親水性の方が汚れにくいのですか?
親水性の場合は一面に水に膜が出来るようになります。そうすると、汚れと基材の間に水が入り込みやすくなり、汚れを浮かして流してしまうのですが、撥水性の場合は、水玉が転がる様に流れ落ちますが、それがかえって汚れの溝を作ってしまいます。車や壁に黒い筋が付くのはその為です。

クリア塗装について

クリア塗装について

通常の場合、塗装業者は痛んだ塗装や下壁をきちんと処理した上で、下塗り、中塗り、上塗りのいわゆる3度塗りという作業を行います。しかし、最近になって塗装面を守る為に非常に有効なコーティングの材料が開発されております。前項でご紹介している光触媒コーティングもその1つです。

当社はお客様のニーズやご予算に合わせて他にも様々なコーティング材を取り揃えております。当社が4度塗りで使うコーティング材は無色透明なので、クリア塗装と呼ばれます。これらのコーティング材を使うと通常の3度塗りに比べて美観が長持ちするだけでなく、建物そのものの劣化を食い止め、寿命を伸ばす効果もあることが確認されています。しかも当社の場合は完全自社施工なので、場合によっては一般の3度塗りと遜色ない価格でのご提供も可能です。是非1度その違いをご自分の目でお確かめになって下さい。


下塗り(1度目)
基本的に下塗りは上塗りを長持ちさせ、キレイに仕上げさせるためにも大変重要なものです。特別な機能を持った下塗り材もあり一概にはどの下塗り材が最良とは言えません。最近の外装用塗料の中には「下塗り不要」と、うたった材料もありますが、ほぼ全てが一部の室内使用時に限定しており、外部で使用する際は下塗材の使用を勧めています。やはり密着の良さや仕上がり感を考えると下塗りを入れたほうが良いのです。
中塗り(2度目)
一部の塗料を除いて、中塗りは上塗りと同じ塗料を使います。樹脂同士の相性の問題もあり、簡単には“違うものを塗り重ねられない”のです。中塗りと上塗りの色を変えてほしいという方がいますが、色の仕上がり感や耐摩耗性のことを考えますと同色のものを使用した方が良いのです。では、どういったものが中塗りと上塗りを違った塗料を使うのかというと、主に高額なフッ素樹脂塗料などを使用する場合は“価格を抑えるために”中塗りにウレタン樹脂塗料等を使います。

上塗り(3度目)
上塗りを2回塗ることで規定の厚さを付け、塗りムラなどをなくします。近年の上塗り塗料はその扱いやすさや値段の安さから水性が主流となっていましたが、建物を長い間守るには、耐久性の高い溶剤系の方をおすすめします。
クリアコーティング(4度目)
仕上げとしてクリア塗装コーティング材を塗装した後、完全に乾燥した塗装の状態をお客様と確認して施工を完了します。

塗料について

塗料について

塗料の種類

現在、塗料の種類も増え、各業者さんから様々な提案がなされていますが、大きく分けて以下の二つがあります。

水性系塗料
水性家塗料は水に溶ける訳ですから、取り扱いやすく作業性に優れています。
また、価格も溶剤系塗料に比べて安く、臭気が少ないという利点があります。
ですが、溶剤系塗料に比べ、耐久性には劣るという欠点があります。
溶剤系塗料
シンナーで薄めて使う溶剤系塗料は水性系塗料に比べ耐久性には優れていますが、その分価格も高く、臭気があり、取り扱いが面倒なため作業性は悪くなります。

塗料は樹脂の種類によって寿命が異なります。

  • アクリル樹脂
  • ウレタン樹脂
  • シリコン樹脂
  • フッ素樹脂

の順番で耐久性が高くなります。
当社は溶剤系ウレタン樹脂を4回塗ること(クリアコーティング)により、安価で溶剤系シリコン樹脂の耐久性を実現します。

塗料の種類防水耐用年数塗り替え年数
アクリル樹脂塗料(水性系)3~5年5年
ウレタン樹脂塗料(水性系)4~6年6年
シリコン樹脂塗料(水性系)6~8年8年
ウレタン樹脂塗料(溶剤系)7~9年10年
シリコン樹脂塗料(溶剤系)9~12年12~15年
フッ素樹脂塗料(溶剤系)12~15年15~20年

※価格も耐久性に比例します。

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