塗り替え時期の目安
屋根塗り替えの目安
肉眼で確認できる点として「色あせ」「カビ、コケ」「反り」があります。
- 表面の塗膜が剥げ落ちてしまい、防水能力が低下します。
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弱った塗膜にカビ、コケが発生します。
そのままにしておくとスレート自体が脆くなり、 雨漏りの原因になります。
- スレート自体に雨水がしみ込んでいる可能性があります。
処置
- 高圧洗浄により、ゴミ・ホコリをよく除去します。特にカビ・コケは丁寧に落とします。
- 瓦屋根の棟にあたるトタン部分にはサビが発生し、釘が抜け落ちてしまうことがあります。
塗装の際はサビ止めを必ず入れるか、釘を打ち変える必要があります。 - 当たり前のことですが、シーラーを含め3回以上(痛みがひどい場合は4回以上)の塗装を行います。
- 塗装後「縁切り」を行います。スレート瓦の場合、雨漏りの原因となりますので特に注意します。
モルタル外壁の塗り替えの目安
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壁を触った時に白い粉状のものがつく。
防水能力の低下で雨水をはじかなくなっています。
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モルタル壁にヒビ割れはつきものですが、
見た目で分かるほど大きなものですと、雨水がしみて中性化が進みます。
中性になったモルタル壁はボロボロになる可能性があります。
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細かいヒビの事ですがあなどれません。
モルタル壁全体に広がることが多いので広範囲にわたって痛みだします。
処置
- 高圧洗浄により白い粉が手につかなくなるまで充分に洗い流します。
- 「クラック」「ヘアクラック」においてはコーキングやボンドで埋めてしまう業者さんもいますが、年数がたつとコーキングをした部分が変色してしまいみっともないです。
下地処理材を1回多く塗ってやることできれいに仕上がります。
(クラック部分は4回塗りになります。)
サイディング塗り替えの場合
窯業系サイディング(セメント繊維質)と金属系サイディングがありますが、
窯業系のサイディングは特に注意してみてください。
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壁を触った時に白い粉状のものがつく。
防水能力の低下で雨水をはじかなくなっています。
窯業系サイディングは表面が風化して雨水がしみ込む可能性があります。
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サイディングをつなぎ合わせているコーキングが切れてしまい、隙間ができてしまいます。ここから建物内部に雨水が浸入してきます。
雨水が浸入した場合、窯業系サイディングはボロボロに風化する可能性があります。
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金属系サイディングはサビに注意です。
雨があたる部分は注意してください。
処置
- 高圧洗浄により白い粉が手につかなくなるまで充分に洗い流します。
- 「目地切れ」があまりにひどいとサイディング自体が反ってしまい、コーキングを打ちかえる必要があります。
- 打ちかえたコーキング、補修したコーキングは必ず逆プライマーによって処理します。
(年数がたつと変色を起こすため)